第五幕 六代目松次郎 人格形成研究

-教育は、その後の人生にどう現れたか-

 
第一の木箱に残された
人格形成教育。

 
第二の木箱に残された
感性教育。

それらは青年期の学習資料

として残されていました。

では、その教育は、

後の六代目順一の人生に
どのように現れたのでしょうか。

ここで重要なのは、

一つひとつの役職や肩書き
を並べることではありません。

青年期に育まれた人格や教養が、

その後の人生の中で
どのように発揮されていったのかを、
歴史資料を通して静かに見つめることです。

六代目順一は、

上野本家の当主として
家業を継いだだけではありません。

金融機関の経営、

地域経済の発展、
政治、
教育、
そして社会への責任。

その歩みは、

一つの分野にとどまりませんでした。

青年期に積み重ねられた

人格形成教育と感性教育は、
知識として終わることなく、
一人の人間の判断や行動の中に、
静かに息づいていた
のではないでしょうか。

本研究では、

青年期の教育と、
後年の活動との関係を、
断定ではなく、
一つひとつの史料を手掛かりに
考えていきます。

六代目順一の

歩みを見つめていると、
五代目松次郎が
後継者へ託そうとしたものが、
少しずつ現実の姿として
見え始めてきます。
 

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-教育思想からフィロソフィーへ-
 

【本企画について】
本アーカイブは、
上野家に伝わる史料・写真・記録類をもとに、
歴史資料として再構成した特別企画です。
・文章構成・編集:歴史アーカイブ制作チーム
・史料提供・内容監修:上野拓也
(株式会社上野 代表取締役)