最章 現代への継承
-教育思想からフィロソフィーへ-
二百六十年をかけて
受け継がれてきた教育思想は、
現代の株式会社上野フィロソフィー
へと受け継がれていきます。
二百六十年をかけて
受け継がれてきた教育思想は、
決して過去のものではありません。
五代目上野松次郎が
後継者へ託した願い。
六代目順一が
その人生を通して示した歩み。
七代目俊三が
未来へ残した二つの木箱。
それらは、
それぞれ独立した歴史資料ではなく、
一つの思想として、
静かにつながっていました。
本研究を通して見えてきたものは、
知識を教える教育ではありません。
人格を育て、
感性を育て、
志を育て、
未来へ責任を受け継ぐ
教育でした。
そして、
その教育思想は、
今日の株式会社上野においても、
新たな形で
受け継がれようとしています。
株式会社上野フィロソフィーは、
新しく創り出された理念
ではありません。
上野家二百六十年の
歴史の中で育まれ、
家訓、
発議書、
商業資料、
そして二つの木箱に残された
教育思想を、
現代の言葉で
未来へ受け継ぐための、
新たな実践です。
本研究は、
ここで終わるものではありません。
これからも新たな資料との
出会いを重ねながら、
五代目松次郎が
後継者へ託した教育思想を、
さらに深く
読み解いてまいります。
歴史から教育を学ぶ。
歴史から経営を学ぶ。
その探究の歩みは、
これからも静かに続いていきます。
【本企画について】
本アーカイブは、
上野家に伝わる史料・写真・記録類をもとに、
歴史資料として再構成した特別企画です。
・文章構成・編集:歴史アーカイブ制作チーム
・史料提供・内容監修:上野拓也
(株式会社上野 代表取締役)